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5月31日午後4時50分ごろ、名古屋市中区大須にある中古ゲームショップ「メイコヤ」に設置された防犯カメラの映像。

1人の男が周りを気にしながら、比較的大きな箱を商品棚から手に取り、左右を見渡します。

この箱は、最新のゲーム機が入ったもの。男は箱を抱えてから20秒後、足早に店から立ち去ってしまいました。

カメラが捉えた窃盗の瞬間。

盗まれたゲーム機は「プレイステーション5」。抽選販売されるほどで購入困難といわれています。

盗まれた店での販売価格は約9万円。店の中でも高額なものだといいます。
被害にあった店長は…。

「怒りとかそういうのよりも、頭が真っ白になって、何が起こったのかなっていう感じ」（三浦崇司 店長）

商品が置いてあったのはレジがあるカウンターの近くの比較的目立つ場所。

しかし、防犯カメラの映像を再度確認してみると、ゲーム機を見ている男の奥を店長が電話をしながら店の奥へ。

さらに男がゲーム機を抱えた後には店員も店の奥に。

するとレジカウンターに誰もいないことを知ってか、男はゲーム機を抱え店の外へ出て行ったのです。
盗んだ男を初めて見たという店長がとった行動。

「1週間以内にお返し下さい。お返しいただけない場合は警察に相談させていただきます」

店長の三浦さんは被害直後カメラに写った男の画像を顔を隠してSNSに投稿。

「一番の目的としてはツイッターで拡散されれば、とった人の目について、（ゲーム機が）戻ってきて くれることの期待が一番大きい」（三浦 店長）
いまだ品薄で中古販売でもプレミア価格になるという「プレイステーション5」。

店では防犯タグをつけそのまま店を出るとブザーが鳴るようにしてあったといいますが、盗まれた時、音には気づかず犯行を知ったのは防犯カメラを確認してからでした。

「特に高価なものは中身を抜いて、奥に置いておくのがいいと思う」（三浦 店長）

犯行から2日が経過。返却を求めたSNSの拡散は4万6000件となりましたが、男からゲーム機の返却はないということです

人気ゲーム機“プレステ5”盗難　店長はSNSで“写真公開”返却訴え 2日で4万6000件拡散も返却はなし　名古屋・中区大須
https://news.yahoo.co.jp/articles/2e2fd7f21874939724bb2db07a21ee7d0389dad3